1時間で実際にできること
検査といっても、ざっと見て終わりではありません。多くの方が確保できる時間の中で、以下は無理なく行えます。
- デジタルレントゲン——情報の大半はここから得られます。歯と歯の間の虫歯、既存インプラント周囲の骨の状態、以前の根管治療の経過、被せ物の下で進行しているもの。いずれも目視では分かりません。
- すべての歯と既存の修復物の確認——他院で受けられた治療も含みます。成人の場合、口の中の大部分はそれにあたります。
- 歯ぐきの評価——出血点、ポケットの深さ、歯ぐきの退縮。歯周の問題は進行が遅く痛みも出にくいため、ご本人の自覚ではなく検査で見つかるのが通常です。
- 気になっている箇所についての対話——しみる、噛むと違和感がある、数か月前から何となく気になっている、といったこと。
- お持ち帰りいただける所見——かかりつけの先生が読める形で記載します。
最後の項目は、見た目以上に価値があります。明確な記録を持ち帰った方は、単に受診しただけでなく、かかりつけの先生にその後数年分の基準点を渡したことになります。
1回で本当に終わること
旅程を組むうえで最も重要な問いなので、はっきり書きます。
| 処置 | 1回で完了 | 備考 |
|---|---|---|
| 検査・レントゲン | はい | 説明を含めて約1時間 |
| スケーリング・エアフロー | 通常は可 | 歯ぐきの状態によります |
| 小さなレジン充填 | 多くの場合可 | 範囲が小さく処置しやすい場合 |
| 急な症状への対応 | 多くの場合可 | 落ち着かせることと完了は別です |
| ナイトガード | いいえ | 装着のため再度の来院が必要 |
| クラウン・ラミネート | いいえ | 当日技術があっても、計画が先です |
| インプラント | いいえ | 治癒期間は生物学的なもので、日程の問題ではありません |
| 矯正 | いいえ | 性質上、継続的なものです |
この表は、診療台の上で聞くよりも、ご予約の前に読んでいただきたい内容です。
お断りすることがある理由
「はい」とより多く言うやり方もあります。ですが患者さんにとって良い結果にはなりません。
急いで始め、時間に追われて終えた処置は、戻ってきやすいものです。旅行最終日の午後に形成したクラウンは、一日使ったあとの噛み合わせを確認する余地がありません。そしてその噛み合わせこそが、その治療がどれだけもつかを決めます。治癒期間を確保できない週に入れたインプラントは、歯ではなくカレンダーが決めた判断です。
ですから、お持ちの時間より長くかかるというのが正直な答えであれば、そう申し上げます。結果として検査だけで終わる方もいらっしゃいます。その場合はそれが正しい結果だと考えていますし、後から分かるより、先にお伝えする側でありたいと思っています。
旅程のどこに入れるか
診療時間が思った以上に多くを決めるので、記載しておきます。
| 曜日 | 診療時間 | 向いている方 |
|---|---|---|
| 月・火・金 | 09:30 – 18:30 | 一日が始まる前の午前 |
| 水 | 09:30 – 21:00 | 夜の時間帯——日中を諦めずに済みます |
| 土 | 09:30 – 13:00 | 金曜夜到着の週末滞在 |
| 木・日・祝日 | 休診 | — |
旅行中の方が最もよく使われるのは水曜の夜です。東京・大阪からは2時間ほどですから、金曜夜に発って土曜午前に受診し日曜に帰る、という組み方もよくあります。当院は瑞草区のソレマウルにあり、受診後に過ごすのに心地よい地域です。
実務的な注意として、帰国日の朝は検査であってもあまり良い選択ではありません。何か見つかっても動く余地がなく、使えない情報になってしまうためです。
日本で治療の途中である場合
よくあるご質問なので、はっきりお答えします。
かかりつけの先生のもとで治療の途中——被せ物を製作中、矯正中、根管治療の段階の間——という場合、当院がそれを引き継ぐことはしません。治療計画はそれを立てた人のものであり、別の国から途中に入ることは、良い治療が乱れる典型的な原因だからです。
できるのは、拝見して、見えたものを記録し、それをお持ち帰りいただくことです。問題が起きていれば、帰国後ではなく渡航前に分かります。起きていなければ、安心を持ち帰っていただけます。どちらも、当院が何かに手を加える必要はありません。
例外は実際に痛みがある場合です。痛みには対応し、その内容をかかりつけの先生にお伝えできる形でお渡しします。
お持ちいただくと良いもの
- 過去のレントゲン——入手できる範囲で。スマートフォンで撮影した画像で構いません。
- 服用中のお薬のリスト。抗血栓薬、骨粗鬆症の薬、糖尿病の薬は、いずれも適切な処置の内容を変えます。最も忘れられやすく、最も重要な項目です。
- パスポートまたは外国人登録証——受付のため。
- 聞きたいことのメモ。帰り際に思い出される方が本当に多いのです。
持ち帰っていただくもの
旅行中の方の受診は、在住の方の受診とは目的が違います。クリニックとの長い関係を始めるのではなく、よそでも使える情報を受け取りに来られているのです。
ですから成果物は書面です。何が見えたか、何が安定しているか、経過を見るべきものは何か、早めに診てもらったほうがよいものは何か。かかりつけの先生が解釈に困らない形で記載します。
いずれ当院での治療が妥当だという話になるとすれば、一度直接お会いしていたほうがその会話は容易になります。そうならなかったとしても、ご自身の歯の現状についての明確な記録は残ります。それは日本でも、必ずしも簡単に手に入るものではありません。
よくあるご質問
ソウルで午後が一つ空いていませんか
滞在日程と、気になっている箇所をお送りください。その時間で収まるかどうかを正直にお伝えします。収まらない場合も、そのようにお答えします。日本語で構いません。
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