1時間で実際にできること

検査といっても、ざっと見て終わりではありません。多くの方が確保できる時間の中で、以下は無理なく行えます。

最後の項目は、見た目以上に価値があります。明確な記録を持ち帰った方は、単に受診しただけでなく、かかりつけの先生にその後数年分の基準点を渡したことになります。

1回で本当に終わること

旅程を組むうえで最も重要な問いなので、はっきり書きます。

処置1回で完了備考
検査・レントゲンはい説明を含めて約1時間
スケーリング・エアフロー通常は可歯ぐきの状態によります
小さなレジン充填多くの場合可範囲が小さく処置しやすい場合
急な症状への対応多くの場合可落ち着かせることと完了は別です
ナイトガードいいえ装着のため再度の来院が必要
クラウン・ラミネートいいえ当日技術があっても、計画が先です
インプラントいいえ治癒期間は生物学的なもので、日程の問題ではありません
矯正いいえ性質上、継続的なものです

この表は、診療台の上で聞くよりも、ご予約の前に読んでいただきたい内容です。

お断りすることがある理由

「はい」とより多く言うやり方もあります。ですが患者さんにとって良い結果にはなりません。

急いで始め、時間に追われて終えた処置は、戻ってきやすいものです。旅行最終日の午後に形成したクラウンは、一日使ったあとの噛み合わせを確認する余地がありません。そしてその噛み合わせこそが、その治療がどれだけもつかを決めます。治癒期間を確保できない週に入れたインプラントは、歯ではなくカレンダーが決めた判断です。

ですから、お持ちの時間より長くかかるというのが正直な答えであれば、そう申し上げます。結果として検査だけで終わる方もいらっしゃいます。その場合はそれが正しい結果だと考えていますし、後から分かるより、先にお伝えする側でありたいと思っています。

旅程のどこに入れるか

診療時間が思った以上に多くを決めるので、記載しておきます。

曜日診療時間向いている方
月・火・金09:30 – 18:30一日が始まる前の午前
水09:30 – 21:00夜の時間帯——日中を諦めずに済みます
土09:30 – 13:00金曜夜到着の週末滞在
木・日・祝日休診—

旅行中の方が最もよく使われるのは水曜の夜です。東京・大阪からは2時間ほどですから、金曜夜に発って土曜午前に受診し日曜に帰る、という組み方もよくあります。当院は瑞草区のソレマウルにあり、受診後に過ごすのに心地よい地域です。

実務的な注意として、帰国日の朝は検査であってもあまり良い選択ではありません。何か見つかっても動く余地がなく、使えない情報になってしまうためです。

日本で治療の途中である場合

よくあるご質問なので、はっきりお答えします。

かかりつけの先生のもとで治療の途中——被せ物を製作中、矯正中、根管治療の段階の間——という場合、当院がそれを引き継ぐことはしません。治療計画はそれを立てた人のものであり、別の国から途中に入ることは、良い治療が乱れる典型的な原因だからです。

できるのは、拝見して、見えたものを記録し、それをお持ち帰りいただくことです。問題が起きていれば、帰国後ではなく渡航前に分かります。起きていなければ、安心を持ち帰っていただけます。どちらも、当院が何かに手を加える必要はありません。

例外は実際に痛みがある場合です。痛みには対応し、その内容をかかりつけの先生にお伝えできる形でお渡しします。

お持ちいただくと良いもの

持ち帰っていただくもの

旅行中の方の受診は、在住の方の受診とは目的が違います。クリニックとの長い関係を始めるのではなく、よそでも使える情報を受け取りに来られているのです。

ですから成果物は書面です。何が見えたか、何が安定しているか、経過を見るべきものは何か、早めに診てもらったほうがよいものは何か。かかりつけの先生が解釈に困らない形で記載します。

いずれ当院での治療が妥当だという話になるとすれば、一度直接お会いしていたほうがその会話は容易になります。そうならなかったとしても、ご自身の歯の現状についての明確な記録は残ります。それは日本でも、必ずしも簡単に手に入るものではありません。

よくあるご質問

滞在は4日間だけです。検診を受ける意味はありますか。
何を求めるかによります。問題を解決したいということであれば、4日は短く、何かを始めることには慎重になります。ですが「今どの状態か」を知りたい——気になっている箇所が急ぐものなのか、古い被せ物が傷んでいないか、しみる症状に原因があるのか——ということであれば、1時間でそれが分かります。所見を持ち帰って、ご自宅で判断できます。知ること自体に意味があります。実際、一度受診して「急ぐものはない」と分かり、治療せずに安心して帰られる方は少なくありません。それも受診の正当な結果です。
検査と同じ日にクリーニングもできますか。
あらかじめその旨をお伝えいただいて時間を確保すれば、たいていは可能です。順番としては検査が先になります。歯ぐきの状態によって適切なクリーニングの内容が変わるためで、場合によっては単純な研磨から始めるべきではないこともあります。歯ぐきに通常のクリーニング以上の処置が必要なときは、軽い内容で済ませて「対応済み」という印象だけを残すことはせず、その旨をお伝えします。
日本の歯科の記録は持っていったほうがいいですか。
あるとかなり役立ちますし、入手はそれほど難しくないことが多いです。特に有用なのは過去のレントゲンです。今の状態だけでなく「何が変化したか」が分かるからです。スマートフォンで撮影した画像で十分で、正式な診療情報提供書である必要はありません。同じくらい重要なのが服用中のお薬のリストで、これが最も忘れられやすいものです。
治療が必要なものが見つかって、2日後に帰国する場合はどうなりますか。
その事実と、どの程度急ぐのかをお伝えします。計画を立てるうえで実際に役立つのは後者です。見つかるものの大半は緊急ではなく、移動にも支障ありません。一部は帰国前に対処したほうがよいもの、ごく一部は今対応すべきものです。これらは本当に別の状況なので、すべてを同じ緊急度で提示することはせず、区別してお伝えします。ご自身がどれに当てはまるかを把握した状態で、かかりつけの先生が読める記録とともにお帰りいただけます。
通常の診療時間外も開いていますか。
水曜は21時まで、土曜は13時までの診療です。この二つでほとんどの旅程に対応できます。木曜・日曜・祝日は休診です。旅行中の方には水曜の夜が最も使いやすいようです。日中の予定を諦めずに済むためです。

ソウルで午後が一つ空いていませんか

滞在日程と、気になっている箇所をお送りください。その時間で収まるかどうかを正直にお伝えします。収まらない場合も、そのようにお答えします。日本語で構いません。

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